奨学金破産の記事を読んで
スポンサードリンク
朝一で見た奨学金破産の記事。
奨学金返済のため夜のアルバイトをしたり一人暮らしの生活を切り詰める若い人たちのドキュメント番組を見たことがあります。その心細い佇まいに自分を重ねてしまいました。若い年齢でそんな厳しい現実に直面し息も絶え絶えのその人達は、どうやって人生を巻き返すのだろうと。
親の事情も本人の意欲も自覚も...状況は個々に違うと思うので借りた側貸した側の問題にここで言及することはできませんが。
奨学金は向学心を持った志の高い学生を援助する、あたかも慈善事業であるかのようなニュアンスを持っていますが実態はまぎれもなく高額なローンです。卒業した時点で大きな借金を抱えてしまっています。
私はお金のことでずっと苦しんできていたのと娘だけはここから抜け出してほしいと願いその将来を最優先に考えてきましたので、大学入学の際、奨学金は借りたくない、曇りのない状態で社会に出したいと明確に思っていました。ブログを書きながら過去の出来事を凝視していたら普段は思い出すことのないこともよみがえってきますが、この記事を見て娘の進学時のことを今日思い出しました。
私は進学先が決まった時点でその大学やその他の機関の返済不要の給付型の奨学金、応募できるのものを探しました。親の収入の証明や本人の作文などを提出しました。親の能力のなさや本人の意欲、条件は充分に思えました。
その結果ですが、娘はどの奨学金も給付を受けることはできませんでした。
その時感じたことは今日まで忘れていたことです。こんなに苦しいのだから、自分より大変な人などそんなにいない...そんなことはなかったということ。その出来事、奨学金の給付を受けられなかったことは逆に私の励みになりました。私以上に苦しい生活をしている人がいる。その人たちの姿が見えるような気がしました。
その頃のことは先で記事にしたいと思っています。
マンガ20,000冊以上、雑誌170誌以上、旅行ガイド「るるぶ」100冊以上!
まずは1か月無料でお試し【ブック放題】