花柄ぼたもち

50代後半...とか言ってるうちに正式に”還”になっちゃいました。子供は成人して今は夫と柴犬(胡麻)と暮らす勤労主婦です。不定期更新の勝手な日記です💦

今日の日記


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最近母が入院しました。
ここ数ヶ月気持ちの休まらない日々を過ごしていました。
出来事もたくさんあったのですがここに書く気にならないことばか りで…
書いたって私にしかわからないことだもん
…とかそこらへんの気持ちからなんですけどね。
言葉にするとなんか軽いですもんね。


91歳ですからね、もう充分でしょう、 みたいに思う人もきっといるし、
私も母が亡くなる時のことを想像するとき、 自分もそう思えるのかなと思っていたので、 今の気持ちとのギャップで身の置所を探してしまいます。


高齢になっても一人暮らしにこだわり、 ほとんどのことは理解でき、入院するまで新聞も読んでいました。
日本は先進国のフリしてただけよね
って虚しい内容ですが話したばかりです。


私や他のきょうだいのところへは行きたくない、 というより行くべきでない場所という信念は強固で私達やケアマネ さんにも言い切っていて、 それはみんな理解していて一人暮らしのフォローはしてきました。 施設に入るときは自分が決めて言うから…と、 そのことに限らず自分のことを人に決められることは嫌な人です。 早くに未亡人になったので苦労した分自立心が強く数回の入院明け のせん妄の内容は「自分の事なのに自分が知らない」、がベースでしたし。 幸いその妄想は都度お薬で取り払えていましたが、今回の入院、 入院と治療までは理解していましたが治療の内容に関しては納得し ていなかった方向になっています。 詳しくは悲しくて書けないけど。


亡くなったわけではないんだけど
遠からずその日は来る、
そしてあの日々が終わったことははっきりしてるから
いろんなことが頭を駆け巡るのです。


いちばん思うのは
母は尊敬できる人だったということ。
忍耐強く、優しく、愛情深く育ててもらえました。


私には子供の頃ひどい小児喘息で横になれず朝まで過ごす日々があ ったのですが、 仕事もあるのに何日も徹夜で看病してくれたことが忘れられず、 どうしてもお礼が言いたくて苦労かけたね、と言ったとき
「うんうん、なつのは苦労したよ、本当にかわいそうだったよ」
母にとっては、 自分の苦労より私が不憫だった思い出が蘇るんだとわかり、 感謝の気持ちは伝わりませんでした。
本当に、大切に育ててくれました。
父が早く亡くなったことも「 おじいちゃんもおばあちゃんも自分より先に子供を亡くす苦しみに 耐えて本当に立派だった」
ってお母さんだって大変だったのに。


母に見せたくて初めて作った家庭菜園、 1度だけ見てもらえました。「ステキ」(笑) と言って羨ましがっていました。
1ヶ月だけリワインドできたら、そんな会話もできるのに。 おはぎ食べながら。

 

人生にはほんと、辛いことが組み込まれてますね。

皆さん、すごいと思います。