起業後数年間は目に見える変化はありませんでした
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借り入れの存在以外には数年間は表面的にはそれほど変わらない生活でした。
空っぽの積立貯金のことは考えないようにして暮らしていました。
まだまだ先のある住宅ローンの支払い、娘の学資のための貯金,ピアノのレッスン代、それらは絶対に確保しなくてはならないものでした。私はそれだけを考えて生活し、それらを視野に入れた考えの持てない夫とは話し合いもできませんでした。手ごたえのない夫との会話は不毛だと感じていました。本人も自宅ではたばこの煙の充満する自室にほとんど籠っていました。ガンになる確率も上がるし費用もかかるそのたばこだってやめてほしいと思う家族の気持ちも考えず禁煙する気のない夫、いたたまれない気持ちがしばしば湧き上がってきて、思いをぶちまけるようなこともありました、何も変わらないのに。
いつも心細く悲しく、気持ちだけで行動できるならならいつだって離婚したかったです。
ですがどうしたって住宅ローンから逃れることはできないし、離婚するためには家をどうするかといった話だってしなくてはならないですが普通の会話もできないのにややこしい話などできるはずはありません。答えが返ってくるはずありません。夫は目の前の自分の事業の立て直しのこと以外考える気はなかったのだと思います。立て直し、って変ですね。立ててたことないのに。それでも、起きていることを説明し相談してほしかったです。
若かった私はこれから人生が展開していく娘のためにも”明るい気持ちでいること”が一番大事だと思っていました。娘の人生を損なうようなことは絶対にしたくないと思っていました。