ふと気づくと
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昨日、会社で使っているソフトの入れ替えがあってヘルプデスクの人の電話での指示で操作をすることになった。
10分程度のことだと思っていたのだけど実際1時間近くの作業だった。
その間何度もインストールを繰り返すのだけどいちいちまあまあの時間がかかった。
「インストールが完了したら言ってください。」
「はい」
そこからがホント長い。
相手が何か言ってくるかもしれないと思い受話器は耳から離せないけどこっちのPCが作業を終えるまで先方も私も用事はないのだ。だからお互い無言。
しかし電話での無言の時間ってなかなか苦痛なものだ。
はじめのうちは「すいませんね」だの「時間かかりますね」だの意味のないことを言ってしまったが、相手は「いえ」だか「はい」だかで少しも埋まらない(あたりまえです)。アホみたいなので黙るべきだとすぐ気付いたけど最後まで何だか経験のない感覚の時間を延々と...で妙な汗をかいてしまった。何度か受話器を遠く離して深呼吸したりもして凌ぎ、実際疲れた。
それにしてもヘルプデスクの人の完璧に無機的な対応には感心した。後ろで同じ作業をしている人たちの声も聞こえてきたけど同様に淡々としていたので顔にAとかBとか貼ってあるような漫画みたいな絵が浮かんだ。
感じが悪いというのではけっしてなくて、無味無臭というか。人間にしかできないけど人間ぶりが見えない。
別人みたいに人間味たっぷりの私生活送ってたりして。
思えばひとむかし前はなかった仕事だな。