母の耳
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高齢の母はとても耳が悪い。
正式なものでは1回、その他も含めたらもっと補聴器は試してきた。使用感がデリケートなものらしくしっくりこなければ放るしかない…高いのに…
かれこれ10年くらい不自由なままだ。長い会話は無理だし、私との会話もたまたま聞き取れた1つの単語から想像する最悪の内容の文章を私が言ったことになるときもある💦「そんなこと言ってないよ(怒)思ってもないし!!」訂正しようとムキになるけど聴こえないから「もういいよ」どちらもが「…」
ま、いつものことだ。
ところが最近、残り少なくなっている(泣)母の友達のひとりが、今度は最後だと言って作り直しをすると聞き、がぜん好奇心を持ち自分もと言い出したので…
久々の挑戦で同行した。補聴器購入につき合ったのは初めて。合わなければしょうがない、そんなもんだと思って再挑戦を勧めて来なかったことを少し申し訳なく思ってしまった。
PCに本体を接続して完成した(それにびっくり)試作品を付けてしばし絶句、のち、「聴こえます♪」
ヘッドフォンで聴くテレビの音と新聞だけが友達なのはさぞかしさみしいだろうと思ってたから自分のことのようにときめいた。
来週の仕上がりが楽しみ。微調整もとことんしてもらって私達の世界に戻って来てほしい。
型をとるため耳からぶりゅ~んと引っ張り出したものはなかなかグロくて面白かった。あれを元にして作られるものが母の日常にフィットしますように。
一方的にはよく話す母、私の話すことが聴こえるようになったら絶対会話に幅が出ると思う。本当に楽しみだ。