お義母さんは「お金を返せ」と言いました
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夫の実家は日帰りの距離にありますがお正月とお盆くらいしか行きません。夫の足が向かない感じはありました。
いつ頃からか覚えていませんが食事をしているときなどにお義母さんが「早く返してくれないと葬式代がない」と必ず言うようになっていました。知らないことだし夫はいつもの感じで知らん顔、私は黙っているしかなく聞き流す感じでいましたがその瞬間は嫌な空気が流れたものです。
娘の前で言うのはやめて欲しいと思っていました。
娘は当然夫の事業のことは感じ取っていたしそれが理由でうちにお金がないこともわかっていましたが、そのことを正式に話すようになったのは娘が就職してからです。私は娘の親である夫をけなすようなことをしていいかどうかもわかりませんでしたし実態がわからない、わかるのは入れてくれるお金がないということだけですから話せなかったというのもありました。
お義母さんは繊細なタイプではないので平気でそういうことを言いました。のちにわかったことですが「お金を返せ」は私達家族全員に向けられていたのでした。無理もないことかもしれません、そうですよね、夫婦で話し合わずに借金なんて、まずしないでしょうから。自分たちのお金を息子家族に盗られたと思ったのですね。そのお金で私達家族が悠々と暮らしていると思えば、そしてそれをだんまりでスルーされれば腹もたつでしょう。うちの窮状も知らないのですから。
その時に「なんのことでしょうか」と聞けば事態が変わったかというとそんなことはないと思います。夫は実の親に対しても謝罪も弁解もしない、私のよく知るパターンの態度でしたから。親に叱られて何かが変わる年齢でもありませんし。でも私に対する誤解はもっと早く解けていたとは思います。