やけにダークな回想ゾーンです①
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その頃もまた心療内科で眠剤をいただいていましたが前回のようにはいきませんでした。
昨夜は何分眠れただろうかというような朝を毎日迎え、仕事中はミスをしないようとてもとても集中し帰りの車に乗ると同時に声をあげ泣きながら帰りました。家についても座り込んでしばらくは動けず、テレビをつけても音も画像も入ってきません。自分の頭の中に渦巻いているものだけがこの世界にある全てのようでした。
夫は....私の何かに気づいてどうのということは常にありませんでしたからその時も同じでした。
でも誰にも気づかれたくありませんでした。
ある日の記憶です。仕事が休みの土曜日は実家の母を乗せてスーパーに行くのですが、その日はどうしてもカゴに何かを入れるということができませんでした。お金を使うこと、お金がなくなることが怖かったのです。私の大嫌いな魚肉ソーセージを一束買って店を出ました。車に乗ると母が「今日は買い物しなくてよかったの?」と聞きました。そのときなぜか突然泣き言が口から溢れました。「私だって○○みたいに毎日買い物に行きたい!好きなものを買いたい!海外旅行にも行きたい!」高齢の母に心配かけないように(母の前では特に)平静を装ってきたというのに私の中の大きいタガが外れ涙を止めることも考えず叫んでいました。それらの言葉、ほかの姉妹のことを言っていましたが、全然本心ではありません。妬む気持ちなど本当にありませんでしたから。買い物が便利な場所に住んでいるから毎日買い物に行くのはただの習慣、自由度が高いので頻繁に旅行に行くのだって人の人生、私と何の関係もないことです。私は自分で得られる限りのことしか望まない、というか望む余裕すらなかったから...だからその言葉には何の意味もありませんでした。
甘えたかったのだと思います、誰かに。そしてよりによって母にその気持ちを爆発させてしまったのです。