花柄ぼたもち

50代後半...とか言ってるうちに正式に”還”になっちゃいました。子供は成人して今は夫と柴犬(胡麻)と暮らす勤労主婦です。不定期更新の勝手な日記です💦

重苦しい文面になってしまっていますm(__)m


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私は前回よりはるかにまいっていました。

前回は夫の会社が借り入れをすることでしかそれを凌げなかった...
今のこの状態は銀行に返済することができなくなったということなのか...

担保に入っている家はどうなる,娘の進学はどうなる,親には何と言ったらいいのかいや言えない,こんなボロボロの精神状態で自分は仕事は続けていけるのか? どれもこれも耐えられるとは思えないことばかりでした。


リストラや倒産なら次の仕事を探すという前向きな行動というものがありますが、夫の場合、事情を説明してくれない上、イライラしたりものすごく機嫌が悪くなるだけで私が希望を持てるような要素は少しもありませんでした。

収入が途絶えているときの自分の心がどうなるかを私はよく知っていました。
2度と経験したくないと思っていたその日々が続いていきました。

夫は当然経営のことで苦しんでいたでしょう悩んでいたのでしょうけど、家計のことは関わる気がないという気持ちがどうしてもわかりませんでした。今もわかりません。知りたいです。強いて言うなら自尊心の高さでしょうか。やはりどこか欠陥があるのではないかというところで今は納得して(?)います(せん???)。

リアル社会には相談相手はいない(できない)のでネット上に困窮した経営者の人が集まるサイトを見つけ相談したりもしました。夫の事業の内容を知らないのでまともな相談にもなっていないのにメーリングリストで気持ちをねぎらい、私が命を落とすのではと心配されているような言葉をかけて下さる方もありました。切羽詰まった状況の方ばかりでしたのにトンチンカンな相談をする私に声をかけてくださった方々の人生があの後好転しているといいのですが確かめる術はありません。

勉強で自室にいることの多かった娘はうちの状態に気づいた素振りはしませんでした。それまでも私たち夫婦が揉めているところに加わってくることもありませんでした。事情は雰囲気で知っていたと思いますが距離を置くようにしていたのだと思います。娘が家を離れてからふと開けてみた勉強机の引き出しに進学できるかどうか不安だけど勉強に集中しよう、といったメモ書きをみつけて泣いてしまったことがあります。あれから数年たちますが帰省しても部屋を片付けようとしないので、私が引き出しの中とか処分していい?と聞いたらお願い~と娘は言います。私はそのメモ以上に苦しい思いが書かれたものがあったらと思うと手をつけることができません。
私に見られて困るものとかないのかな、と思うと笑えます。私が見たメモは見られてもいいものなのかな。いずれにしてももう娘はこことは別の世界にベースを置いて暮らしている、それは私が一番望んでいたことです。その安心だけは今手にすることができています。

 

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