夫は年金のことを無視しました
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”年金”のことを考えるとため息が出ます。
受給年齢が近くなったからではなくて、こういう日がくるのはわかっていたのにこうなっているからです。こうなりたくないからこのことは事のほかくりかえし伝えていたからです。
自分だけは年をとらないとでも思っているの?年をとったら死ぬつもりなの? 何度言ったことでしょう。
事業が軌道に乗れば厚生年金に加入すると言っていました。
ですがそれまでの間は自らが手続をして国民年金に加入するのは当たり前のことです。私にも会社として成り立っていない、厚生年金になど加入できるはずない状況だとはっきりと言葉にして伝えるべきでした。(もっと言えばその段階で事業に見切りをつけるべきでした)言われなくてもわかっていましたが言ってくれるべきだったと思います。家計もギリギリだというのもありましたが説明も弁解すらもしてもらえないのに夫の年金のために私が動くのは本当に変な話だと思いました。
充分なお金を家に入れられないからなのか、あるいは先で大きく挽回できるとでも思っていたのかそれもわかりませんでした。後者だとしたらあさはかな夢だと思いました。
こうして文章にしてみると私の問題はお金というよりまず夫の人格だというのがよくわかります。
コミュニケーションがとれない中、家計があらぬ方向に向かっていっていることが怖かったです。
夫の事業がどうなっているのか(黒字でないことだけは雰囲気でもちろんわかりましたがどの程度の赤字なのか、どこからか借り入れをしているのか...好転する可能性があるのか、絶望的なのか)は考えないようにはしていましたが心の中から消えることはありませんでした。家に入れているそのお金は利益に寄るものなのか借りたものなのか....今の私はその答えを知っています。
起業したことだけは伝えたものの雰囲気が芳しくないことを察していた私の母から何度も年金のことは心配だからと言われていました。
母が夫に直接言うこともありましたがやはりまともに返事をすることはありませんでした。
耐えられなくなった母がいくらなんでもと代わり手続きに行ってくれました。起業から4年半がたっていました。
年金の支払いで家計はさらに苦しくはなりましたがやはりそこからでも、たとえ国民年金でも、充分でなくても、払っていなければ老後にもらえるお金はないわけですから母には感謝しています。
その母にも夫は後に大きな金銭的な迷惑をかけました。