花柄ぼたもち

50代後半...とか言ってるうちに正式に”還”になっちゃいました。子供は成人して今は夫と柴犬(胡麻)と暮らす勤労主婦です。不定期更新の勝手な日記です💦

回想録

再び収入が途絶えたとき

低収入ながら安定して入れてくれていたお金が再び滞るようになったときのことを書きます。 またあの無人島にひとり捨て置かれたような恐怖と心細さにさいなまれる日々が始まりました。 お給料日をまったくの知らん顔でやり過ごされるのです。たまに10万円…

収入が復活してから

夫の会社が借り入れをしたことで再び家にお金が入るようになった頃のことを書きます。具体的に金額を言うと20万円です。そのときはもうお給料風を気取った(?)銀行振り込みなどやめ、現金を持ち帰るようになりました。そこから国民年金、国保、住民税とい…

800万円の借り入れをしたとき

私の勤めている会社は毎日銀行の方が寄られるので、現金の入出金だったり、長期や短期の借り入れが行われるのを日常的に見ていました。ただそれはあくまで前向きな資金繰りのためでしたから、夫の会社の借り入れとは根本的に違っていたと思います。当たり前…

私が実印を押したとき

夫が実印を持ちだして数日後、普段いつも憮然とした表情をして(聞かれるのが嫌なので話しかけてほしくないのだと思います)自分の事業のことを話さない夫が 言い方だけは 優しく、仕事が終わったら自分の事務所に私の実印を持ってきてほしいと言いました。…

夫が実印を持って行ったとき

貯金がまさに底をつく頃です。 そのあたりではもう生きた心地がしない状態で常に動悸がしていて不眠や早朝、というより夜中に目覚めてしまって朝まで眠ることができなくなりました。仕事でミスをするとか集中できないとか子供への目配りができないということ…

その頃の私を支えたもの

働いているのにただただお金の減っていく生活をどれほどの人が経験するでしょうか。 贅沢をしすぎるなら自業自得、詐欺師に騙されたなら愚かさを悔いたりもできるでしょう。(そんなばかりじゃないのにと思われる方がきっといらっしゃると思います、ごめんな…

減っていくばかりの通帳残高に絶望していました

毎月入っていたお金が入らない、しかもそれが改善される見込みがない、そのとき味わった日一日と深まる恐怖感と絶望感を忘れることはないと思います。 病気やけがで就労ができていないというのならまだしも、少なくはない時間働いてその結果がゼロ(本当はゼ…

夫からの収入がなくなりはじめた頃

昨日夫が静かに玄関と勝手口に節分のお豆をまいているのを見ました。 毎年近所の神社で配られるお豆です。子供がいた頃は子供と2人で、最近は私がひとりでまいていたのですが、今年は実家の母の巻いてくれたお寿司やおもちを食べて節分気分だけ味わっている…

銀行から住宅ローンの借り換えを断られたとき

もしやもしやの気持ちも時には打ち消せる程度の...危機感がそこまでなかった頃だから起きたことなのでしょうけど、とても惨めな気持ちになる出来事がありました。 住宅ローンを借りて数年で金利が大きく下がり、誰もが低い金利に借り換えをしました。私の職…

夫は年金のことを無視しました

”年金”のことを考えるとため息が出ます。 受給年齢が近くなったからではなくて、こういう日がくるのはわかっていたのにこうなっているからです。こうなりたくないからこのことは事のほかくりかえし伝えていたからです。 自分だけは年をとらないとでも思って…

国民健康保険が負担だった頃

金曜日です。お休みの前日は心が先に軽くリセットされたように思えます。 負担に思っていた仕事が一段落したところなので余計にかもしれません。その時の心持ちで物事の受け止め方って変わってきますが 我が家の深刻な家計もカラッと受け止めることができた…

起業後数年間は目に見える変化はありませんでした

借り入れの存在以外には数年間は表面的にはそれほど変わらない生活でした。 空っぽの積立貯金のことは考えないようにして暮らしていました。 まだまだ先のある住宅ローンの支払い、娘の学資のための貯金,ピアノのレッスン代、それらは絶対に確保しなくてはな…

マイナスが始まった頃のこと

夫は起業後の顛末を私に話すことはありませんでした。 はじめは事務所を借り、何人かの従業員を雇い、数台リースの営業車がいた感じでしたがほどなくすごい剣幕でお金が必要だと言ってきました。当たり前ですが貯金がないことを言うと家にあった積立保険の証…

夫が強引に起業したとき

夫はプライベートでコミュニケーションのとれない人です。20年ほど前、地方の中小企業でお給料も多くはなかったけど2人ともそれぞれ正社員で働いていました。 夫が起業すると言い出し会社を辞めて来ました。 購入した家のローンが始まったばかりでした。 子…